yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

2017年8月のブログ記事

  • 雑踏の中の孤独

    休暇を取り、2泊3日の旅行に行ってきた。 娘も旅行が好きで、3年前までは一緒に行っていた。 気分転換のつもりで出かけたが、楽しそうな親子連れや若者のグループに 出会う。 みんな元気で楽しそう… そんな姿を見ると、落ち込む。 「まだ、何もしていない。」と言った娘の言葉を思い出す。 人生、山あり谷あり... 続きをみる

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  • 哀しみを知る

    今日も暑かった。 暑さのレベルが昔と違う。地球温暖化が進んでいるのだろう。 人は、経験しないと分からないことがたくさんある。 経験のないことは、対岸から景色を眺めているようなもので、渦中にいないから 分からない。 私も娘を亡くすまで、子供を失った親の気持ちは、本当のところは分からなかった。 分から... 続きをみる

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  • かえる

    昨日は、月命日だったので、仕事に行く前にお墓参りに行った。 生花をいけてあったので、枯れるころかな?と思ったら少し元気な花もあった。 この猛暑の中、頑張ったね。と、話しかけた。 花の水を換えようと、花を抜いたら、小さなアマガエルが私に飛びついてきた。 先週末に行った時も、いた。 娘は、カエルのこと... 続きをみる

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  • 発表会の後は、家中、花で溢れる。 毎日、水を換えて、五感で楽しむ。 時期もあるが、1週間もすると、枯れてくる。 そんな時、人の一生をだぶらせる。 一生懸命に自分の花を咲かせ、静かに枯れて役目を終える。 道半ばで、病に倒れ、美しく咲いたまま逝ってしまった娘。 若い人の死は、それだけで多くの人に衝撃を... 続きをみる

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  • 疲れた。

    8月13日に、追悼発表会。 18日、19日は生徒を連れてバレエコンクールに。 そして、今日は、協会の会合。 マグロのように、ずっと突っ走ってきていたが、さすがに疲れた。 忙しくすることで、気を紛らわせたいとは思うが、レベルが違う。 還暦を控えた身体は、誤魔化せないなぁ… 娘と一緒に行った場所に、何... 続きをみる

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  • 娘と過ごした最後の2年

    娘は、短大を卒業後、約3年間バレエ団に所属していた。 体調を壊したこともあり、地元に帰り、私の仕事の手伝いをしてくれた。 二人でいる時間が多く、一緒に近所のスーパーに行ったり、ショッピングモール に行ったり、買い物を楽しんだ。 ランチもよく行った。 母娘の何気ない日常だった。 女子力の高い娘からは... 続きをみる

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  • 頑張れ、おかあさん。

    娘のことを、忘れることはない。 日常の雑事の合間に、ふと、強烈な虚しさ、寂しさに襲われる。 涙が溢れ、その場に立ちすくむ。 その時間は、数分なのだが。 そんな時、娘の声が聞こえるような気がする。 「頑張れ、おかあさん。負けるな、おかあさん。」 最愛の娘を亡くし、今まで通り普通に過ごすことなんて出来... 続きをみる

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  • 追悼映像

    娘を思う追悼発表会。 無事に終了。 兄が制作してくれた追悼映像が、2部の頭でカノンの曲に乗って流れ始めた。 思い出の動画、写真、文字を織り交ぜての5分間。 満席の開場は、水を打ったようにシーンとなり、終わってからも空気は 張り詰めたままだった。 娘のことを知る人も知らない人も、若くして旅立った娘の... 続きをみる

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  • 死別するということ

    60年近く生きていると、色んな死別を経験する。 小学生の時、近所の男の子が交通事故で亡くなった。 クラスメートが病気で亡くなった。 中学、高校生のとき、クラスメートのお母さんが突然死した。 大学生、友人が突然亡くなった。 私の祖父母は、父方は、幼稚園、小学低学年で。母方は、幼稚園、小学高学年で。 ... 続きをみる

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  • リハーサル

    今週の日曜日に迫った本番。 追悼発表会… でも、フィナーレは楽しく終わりたい。 泣かない。 これは、母としてではなく、師匠としてやること。 娘と共に築いてきたスタジオだ。 娘がいなくなっても、身体の続く限りは継続すると、決めた。 私の決意表明でもある。 でも、みんなのリハーサルを見ていると、娘がい... 続きをみる

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  • 花火

    今年も恒例の花火が上がる。 娘のいない2回目の夏。 お祭りが好きで、自分で浴衣を着ていたな。 以前は、夏の花火を見るのが楽しみだった。 大空高く、打ち上げられる花火。 大輪の花を咲かせ、あっという間にいなくなってしまった 花火は娘の生涯とだぶる。 たくさんの火の粉を、まき散らして、消えてしまった。... 続きをみる

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  • 人が人を思うこと

    ここのところ、発表会を控えているため、多くの人と会う。 先日、2年ぶりに、娘の慕っていた先輩が来てくれた。 遠くから、娘を思い、花を持って来てくれた。 人が人を思うことが、こんなに純粋にありがたく思うことが 今まであっただろうか? 娘を亡くし、私は、多くのことを知ったし学んだ。 当たり前の毎日に感... 続きをみる

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