娘と過ごした最後の2年
娘は、短大を卒業後、約3年間バレエ団に所属していた。
体調を壊したこともあり、地元に帰り、私の仕事の手伝いをしてくれた。
二人でいる時間が多く、一緒に近所のスーパーに行ったり、ショッピングモール
に行ったり、買い物を楽しんだ。
ランチもよく行った。
母娘の何気ない日常だった。
女子力の高い娘からは、色んなことを教わった。
年頃だったから、結婚観についても、よく話していた。
「30歳前には、子供が欲しい。その時は、よろしくね。」
私は、孫の世話が出来るように、自分も元気でいなくては。なんて、思っていた。
私の方が、絶対に先に逝くものだ、と、信じていたから。
最期に過ごした、娘とのかけがえのない2年という月日。
娘との未来を失った今、私は、何を目標に何を楽しみに生きているのか?
分からない。
かけがえのない思い出の中で、それでも生かされている自分。
生きることが、こんなに切なくて、苦しいことだなんて、知らなかったよ。
貴女にもう1度会うことが出来るなら、苦しくても頑張れるのにな。
私の娘であり、親友であり、同志であり、仲間であり…大好きな人だったんだよ。
最期の2年間は、神様からの、プレゼントだったのかな?
貴女と出会えたことが、最高のプレゼントだった。
ありがとう。でも、神様はひどいよ…。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。