yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

娘と過ごした最後の2年

娘は、短大を卒業後、約3年間バレエ団に所属していた。


体調を壊したこともあり、地元に帰り、私の仕事の手伝いをしてくれた。


二人でいる時間が多く、一緒に近所のスーパーに行ったり、ショッピングモール
に行ったり、買い物を楽しんだ。


ランチもよく行った。


母娘の何気ない日常だった。


女子力の高い娘からは、色んなことを教わった。


年頃だったから、結婚観についても、よく話していた。


「30歳前には、子供が欲しい。その時は、よろしくね。」


私は、孫の世話が出来るように、自分も元気でいなくては。なんて、思っていた。


私の方が、絶対に先に逝くものだ、と、信じていたから。


最期に過ごした、娘とのかけがえのない2年という月日。


娘との未来を失った今、私は、何を目標に何を楽しみに生きているのか?


分からない。


かけがえのない思い出の中で、それでも生かされている自分。


生きることが、こんなに切なくて、苦しいことだなんて、知らなかったよ。


貴女にもう1度会うことが出来るなら、苦しくても頑張れるのにな。


私の娘であり、親友であり、同志であり、仲間であり…大好きな人だったんだよ。


最期の2年間は、神様からの、プレゼントだったのかな?


貴女と出会えたことが、最高のプレゼントだった。


ありがとう。でも、神様はひどいよ…。