コロナ感染症で、舞台芸術も大きな打撃を受けている。
1年先延ばしにした、30周年記念発表会を来年の夏に開催を予定している。
娘と共に歩んできた当スタジオも早30年が過ぎた。
10周年は娘は6年生だった。「くるみ割り人形」のクララを踊った。
そして、20周年には「コッペリア」のスワニルダを踊った。
成長し、一生懸命に頑張っている姿を見るのが私にとっての幸せだった。
主役と言う大役を踊り、子供ながらプレッシャーもあっただろう。
亡くなる前に「お母さんをもっともっと、楽しませたかったよ」と言ってくれた。
「今までありがとう。楽しかったよ」と私。
本当は、娘を亡くし私の人生も終わったと思った。
だから、バレエも終わりにしたかった。
でも、夢を持って頑張っている生徒たちを前にしたら、そんな自分勝手なことは出来なかった。
頑張ってきたな。私。
30周年を前にして、貴女のいない舞台を作り上げなければならない。
頑張り、私を支えてくれているみんなの為に、あともうひと踏ん張りしないとね。
天国から力を貸してね。