yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

2019年12月のブログ記事

  • くるみ割り人形

    クリスマスイブに、教え子の舞台を観に行った。 「くるみ割り人形」 クリスマスパーティの夜、クララが見る夢。 雪道を通り超えると、そこはお菓子の国。 大歓迎を受けたクララは、おもてなしを受け楽しい時間を過ごす。 娘は、2回クララを踊ったことがある。一度目は発表会、二度目はバレエ協会のブロックの公演で... 続きをみる

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  • 手帳カバー

    娘の部屋に時々入って、愛用していた物を手に取る。 毎日ではないけど、時々入って思いを巡らせる。 随分、お友達に配ってしまったけど、どうしても手元に置いておきたいものはそのままにしてある。 お小遣いをためて一緒に買いに行った赤いグッチの手帳カバーがある。 ちょっと、小さいので老眼の私には使いづらいと... 続きをみる

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  • 魔法の粉

    骨転移が分かり、入院から1ヶ月で他界してしまった。 医師から「助けられない。延命治療です。」と告げられても、家族は信じることが出来ず、治そうと思っていた。本人もきっと、そうだったに違いない。 あまりにも急激な病状悪化で、現実を見ることが出来ず、医師や看護師から薬で眠らせ静かに見送る提案をされても、... 続きをみる

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  • タカノフルーツパーラー

    娘は、短大とバレエ団で5年東京に住んでいた。 その頃は、私も研究会というものがあって、月に一度上京していた。 いつも、新宿で待ち合わせをして、ショッピングやご飯を楽しみ娘のアパートに一泊していた。 いつも、必ずタカノフルーツパーラーに行って、豪華なパフェを楽しんだ。 旬の果物を生クリームやアイスク... 続きをみる

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  • 幸せの量

    高齢の母と、兄嫁は同居してくれている。 いわゆる嫁姑のいざこざは、どこの家にもあるくらいだと思う。 まぁ、私は母の愚痴聞き係りだ。 愛娘を亡くした私にとって、そういったどうでもいい話は鼻くそくらいなのだ。 今、兄嫁は幸せだと思う。三人の娘はそれぞれ嫁ぎ、長女と次女は近くに住んでいる。 何かと用事を... 続きをみる

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  • 時の流れ

    娘を見送って、4年半。 友人で同じく20代半ばで娘さんを見送った人がいる。 彼女には、辛くて、気持ちを分かってもらいたくて会いに行った。 その彼女が言っていたな。「心が鎮まるまで5年はかかるわよ。哀しみは形を変え、深くなる。」 最近、彼女が言っていたことに共感している。亡くなった直後は、話をしてい... 続きをみる

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