yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

2018年3月のブログ記事

  • 天国があるなら

    死んで帰って来た人はいない。 だから、死後の世界があるかどうかは死んでみないと分からない。 ただ、愛する人を亡くした人は、そう言う世界があってほしいと思う。 痛みも苦しみもない世界。気持ちのいい世界。 この世は、痛みも苦しみもある。気持ちのいいことばかりではない。 この世は修行、あの世は天国。 も... 続きをみる

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  • 旅立ちの季節

    バレエの先生を始めて、今年で29年。 色んな人との出会い、別れを経験してきた。 ダンサーになった子、芸能人になった子、CAになった子、お母さんになった子。 みんな、それぞれの人生を歩き、頑張っているんだろうな。 うちのスタジオの卒業生は、頭のいい子が多く、国立大学、医大へ進んだ子もいる。 多感な1... 続きをみる

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  • さくら

    当たり前だが、今年も桜が咲く。 娘を見送って、3度目の春。 3年前、病院へ行くとき、車窓から見た桜。あの時も、綺麗に咲いていたな。 私たちを取り巻く景色は、昔から変わらない。そして、桜は毎年花を咲かせる。 人が一人いなくなっても、何も変わらないんだな。 相変わらず、国会での問題で世間は騒いでいるし... 続きをみる

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  • 人間ドック

    昨日、人間ドックを受けてきた。 娘を亡くしてから、身体に良いサプリとか、食べ物とか、どうでもよくて半分投げやりな人生を送っている。生きていく以上、お腹もすくから食べることはやめられないけれど。 がんも、早期発見で治る時代だ。でも、見つけられないがんもあるのだ。まだまだ、がんに打ち勝つには、時間が必... 続きをみる

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  • 戸籍謄本

    娘が亡くなって、初めて役所に戸籍謄本を取りに行った。 年金の書類を送るための物だ。 当たり前だが、そこには、娘の誕生と死亡の記載があった。 頭で分かっていても、現実を突きつけられたようで、やはり、涙が溢れた。 どうして、親より先に逝っちゃたの? また、無限ループの輪の中に入ってしまった。 普通にし... 続きをみる

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  • 頑張った

    娘との思い出の詰まった東京文化会館で、バレエ公演があったので、教え子のために出かけた。正直言うと、本当は行きたくない。そこには、娘とランチした場所があるし、散歩した場所もある。何と言っても、そこの舞台に立ち踊ったこともある。 避けて通れるものなら、パスしてもよかっただろう。 でも、そこは、義務感と... 続きをみる

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  • 娘が亡くなって1年の間に、私は一生分の涙を流した。 涙は、枯れることなく、とめどもなく流れた。 その涙は、当たりどころのない悔し涙だったり、娘と会えない絶望の涙だったり、娘の気持ちを思う涙だったり…。 昨日、あるテレビ番組を夫と見ていた。お父さんを思う娘が、お父さんのために何かをする的な。親孝行だ... 続きをみる

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  • 花の季節

    3月から5月は、春爛漫。 桜・つつじ・バラなど、咲き誇る。 新緑は、目に眩しく、生命の息吹を感じる。 草や花木は、毎年、花や実をつける。 人間は、一度きりの人生。 その中で、大輪の花を咲かせたり、つぼみのままだったり、枯れてしまったり…。 そうして、みんなが生涯を閉じる。 娘は、花を咲かせ、散った... 続きをみる

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  • 遺言

    以前、特攻隊で亡くなった伯父のことを書いた。 知覧の平和会館に資料を送るために、親戚の家から、写真や遺書を借りてきた。 17歳で逝かなければならなかった伯父。17歳の文章とは思えないほど、しっかりした字と内容に驚いている。 すごい… 飛行機に乗って飛び立つ間際に書いたものもある。 娘が亡くなり、死... 続きをみる

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