yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

黒アゲハ蝶 

ゴールデンウィーク、終わりましたね。


昨日と一昨日の一泊二日で、温泉旅行に行って来ました。


二人の息子がお金を出し合い、還暦祝いにプレゼントをしてくれました。


優しさに感動。ありがとう。


娘を亡くしてから、より一層、家族の絆が強くなった気がします。


同じ哀しみを背負った者同士、お互いを労われるようになったかもしれません。


行くところ行くところに、絶妙なタイミングで黒いアゲハ蝶が…


娘に間違いない。「わたしも一緒だよ。ここにいるよ。」と、言わんばかりに現れてくれた。景色を眺めている時に目の前をさっと通り過ぎたり、カフェで休んでいる時に私たちの周りを飛び回ったり、神社に行く時も…


本当は、生きて一緒に行きたかったけど、蝶に化身して私たちとずっと一緒にいたのかもしれない。一緒に楽しんだのかもしれない。


もうすぐ、命日がやってくる。最期になった病院も、あれ以来行くこともなかったけど
遠くから見えるところまで、初めて行ったよ。少し、胸が苦しくなったけど時の流れかな?見ることは出来たよ。


今頃、どこで、何してる?また、気が向いたら、会いに来てほしいな。

ゴールデンウィーク

明日から始まるゴールデンウィーク。


3年前から、この季節は苦手になってしまった。


3年前、「会わせたい人がいたら、会わせて下さい。」と、医師から告げられ、友人、親戚がひっきりなしに、お見舞いに来ていた。


面会室で、もう、命の期限が迫っていることを告げ、でも、娘の前では明るくふるまうように頼んだ。皆、泣き崩れた。涙を拭き、笑顔を作って面会してもらった。


娘は「どうして、みんな、来るの?」と、言っていた。


私「お休みだからね。」と、答えるのがやっとだった。


今年のゴールデンウィークは、前半は仕事、後半は、息子たちが一泊旅行に連れて行ってくれる。優しい息子たちには、感謝している。ありがとう。


娘がいたらな、と、思うことはたくさんある。


でも、もう、娘はいない… もう、、会えない。


この時期は、余計にそんなことを思い知らされる。

レッスン曲

バレエのレッスンには、音楽が不可欠で、先日、ディズニーのピクサーのCDを購入してレッスンをしている。


先日、娘の友達が来て、そのCDを見て「Yちゃんの好きな音楽ばかりですね。特に「トイストーリー」が大好きでした。」と。


その言葉を聞いて、改めて、CDを聞くと、涙が溢れそうになって困った。


レッスンをしている時は、特に娘がそばにいる気がしている。きっと、娘がCDを購入するように、仕向けたのかな?


大好きな音楽と共に、一緒にレッスンしているのかな?


レッスン中は、娘の踊っている姿を思い出し、いつも、娘にダメ出しされている気がしている。きっと、一緒にいるのだろう。


そう言えば「オペラ座の怪人」も好きだったな。


好きだった曲をたくさん聞きながら、お母さんも、もう少し頑張ってみるからね。


見ていてね。