yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

彼岸花

暑さ、寒さも彼岸までとは、よく言ったものです。


もう、すでに彼岸も過ぎましたが、そこここに、たくさんの彼岸花が咲いています。


友人に連れて行ってもらった、地元のお寺は、広い敷地にたくさんの彼岸花が咲いていてそれは見事です。


赤だけでなく、白、薄ピンクのものもあります。


行った日は、天気も良くて、秋空に彼岸花、蝶の舞う様子が天国のようにも見えました。


娘は、元気かな?会いたいな。


そんな秋の一日でした。


私の事をいつも気に掛けて、絶妙なタイミングで連絡をくれる友人。


いつも、ありがとう。

昨晩、久し振りに夢に出てきてくれた。


外で大集会をやっていて、娘は主催者側に座っていた。


真ん中に、偉そうなおじいさんが座り、娘はその人のお付きのような感じで横に座っていた。


私は、娘を見つけて、人をかき分けて近づいた。


私を見つけると、一瞬、驚いた表情を浮かべたが、すぐににこっと笑ってくれた。


そして、さらに、娘の近くへ行き、お願いをした。


「絶対にお迎えに来てよ。」


そう言う私を、ちらっと見ると、ちょっと、うるさそうに、


「はいはい。分かっていますよ。」と、言った。


そこで、私は安心して娘の膝に顔をうずめた。


ここまでの記憶しかないが、娘に会えたことが嬉しくて安心した。


この世で会うことは叶わないが、あちらの世界に行ったら会えそうだな、じゃあ、もう少しこちらで頑張るか…

逆縁

猛暑が続いている。


そんな中、お盆を終えた。


恒例行事として、淡々とこなす。


迎え火、送り火をたく。


好物を並べ、亡き人を偲ぶ。


毎年、繰り返す。


ご先祖様の供養?


なんか、ピンとこない。


親死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ。


順番通りにいかなかった者たちの苦しみは、ずっと続く。


久し振りに、子供たちの幼い頃の写真を息子たちと一緒に見た。


末っ子のおてんば娘が、もう、この世にいないなんて…。


逆縁ほど、哀しいことは、やっぱりないな。