yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

幸せの量

高齢の母と、兄嫁は同居してくれている。


いわゆる嫁姑のいざこざは、どこの家にもあるくらいだと思う。


まぁ、私は母の愚痴聞き係りだ。


愛娘を亡くした私にとって、そういったどうでもいい話は鼻くそくらいなのだ。


今、兄嫁は幸せだと思う。三人の娘はそれぞれ嫁ぎ、長女と次女は近くに住んでいる。


何かと用事を言いつけられながらも、飛び回っている。


もう少し、母の面倒も見てあげて欲しいなぁ…と、少し思ったりもする。


でも、そうやって、三人の娘たちの力になっている姿を見ると、少し羨ましい。


私には娘はいたが、今はこの世にいないのだから、娘の力になることは出来ないのだから。


でも、かつて、私も娘の所へ行き、楽しく過ごしたこともある。


兄嫁も両親との同居で苦労もあっただろう。それを思うと、今、幸せで良かったなぁと思う。


人の一生の中で、幸せの量は、決まっているのかもしれない。