幸せの量
高齢の母と、兄嫁は同居してくれている。
いわゆる嫁姑のいざこざは、どこの家にもあるくらいだと思う。
まぁ、私は母の愚痴聞き係りだ。
愛娘を亡くした私にとって、そういったどうでもいい話は鼻くそくらいなのだ。
今、兄嫁は幸せだと思う。三人の娘はそれぞれ嫁ぎ、長女と次女は近くに住んでいる。
何かと用事を言いつけられながらも、飛び回っている。
もう少し、母の面倒も見てあげて欲しいなぁ…と、少し思ったりもする。
でも、そうやって、三人の娘たちの力になっている姿を見ると、少し羨ましい。
私には娘はいたが、今はこの世にいないのだから、娘の力になることは出来ないのだから。
でも、かつて、私も娘の所へ行き、楽しく過ごしたこともある。
兄嫁も両親との同居で苦労もあっただろう。それを思うと、今、幸せで良かったなぁと思う。
人の一生の中で、幸せの量は、決まっているのかもしれない。
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