心の穴
大切な人を亡くすと、心にポッカリ穴が空くという。
確かに、軸を亡くしたような状態だったと思う。
思い知ったことがある。
自分はちっぽけな存在で、どんなに抗ってもどうにもならないことはある。
大海に放り出された気分であった。
目には見えない大きなものに動かされていて、生きているのではなく生かされていると。
自分がまだ必要ならこの先も生かされるであろうし、もう十分に役目を果たしたなら天に召されるだろう。
他力本願的ではあるが、そう考えると少し肩の力が抜ける。
心に穴が空いたことで、風通しが良くなって力むことが少なくなった気がする。
そして、心の穴は決して塞がらない事も思い知った。
しかし、時の流れと共に心の穴は少しだけ小さくなった気もする。
それは、自分は1人で生きている訳ではなく、色んな人に支えられているからだろうと思う。
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