yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

ブタメン

次男、つまり娘のすぐ上のお兄ちゃん。


お嫁ちゃんと一緒に、娘の誕生日にブタメンを買ってお供えをしていった。


娘と次男は、学生時代に1年間だけ同居していた。


食の嗜好が似ていたらしく、買ってくるものが被ることもあったらしい。


娘が次男に遺していった言葉が「一緒に暮らした1年間、楽しかったよ」だった。


娘の最後に立ち会えなかった彼。


亡くなった妹を前に、眼鏡を投げつけ悔しがって男泣きしていたな。


長兄には、お兄ちゃんと呼んでいたけど、次男には名前で呼んでいた。


どちらかというと、兄妹ではなく姉弟みたいだった。


3人兄弟、仲良しだったな。3人が楽しそうに話しているのを見るのが楽しかった。


それぞれ、家庭を持ち仕事を頑張っている姿をきっと応援してるだろうな。


ブタメンを食べてみた。とっても美味しかったのにびっくりした。


「Kちゃん、ありがとう。美味しいよ。」っていう声が聞こえた。