ブタメン
次男、つまり娘のすぐ上のお兄ちゃん。
お嫁ちゃんと一緒に、娘の誕生日にブタメンを買ってお供えをしていった。
娘と次男は、学生時代に1年間だけ同居していた。
食の嗜好が似ていたらしく、買ってくるものが被ることもあったらしい。
娘が次男に遺していった言葉が「一緒に暮らした1年間、楽しかったよ」だった。
娘の最後に立ち会えなかった彼。
亡くなった妹を前に、眼鏡を投げつけ悔しがって男泣きしていたな。
長兄には、お兄ちゃんと呼んでいたけど、次男には名前で呼んでいた。
どちらかというと、兄妹ではなく姉弟みたいだった。
3人兄弟、仲良しだったな。3人が楽しそうに話しているのを見るのが楽しかった。
それぞれ、家庭を持ち仕事を頑張っている姿をきっと応援してるだろうな。
ブタメンを食べてみた。とっても美味しかったのにびっくりした。
「Kちゃん、ありがとう。美味しいよ。」っていう声が聞こえた。
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