yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

子供を亡くした親。それは、父親と母親の二人がいる。


私は母親。父親よりも多くの時間を共に過ごし、娘の事を分かっている。


哀しみを比較するわけではないが、絶対私の方が辛い。


そんな風に思ってきた。


私は、娘の友達や生徒、父兄の皆さんと一緒に娘の事を語り、哀しみの共有が出来る。


こうして、ここで思いを吐き出すことも出来る。


旦那は、どうなんだろう?


面と向かって、娘の思い出をしみじみ語り合うこともない。


かと言って、仲が悪い訳ではない。


先日、テレビで娘さんが遠くへ嫁ぐにあたり、照れくさくて言えなかった両親への感謝の言葉を言う場面があった。


私も娘を思い、少しこみ上げるものがあった。


旦那は、涙を流していた。


きっと、私と同じ、いや、それ以上に娘が愛しく可愛かったはずだ。


辛いに決まっている。哀しいに決まっている。


仲が悪い訳ではないが、お互いに本心を言ってしまうことで、余計に辛くなることを知っている。私たちはそういう夫婦なんだと思う。


旦那の涙は、多くを語っているのだろう。