yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

命日までのカウントダウン

今年は、5年前と同じ曜日だ。


5月23日土曜日、娘は逝った。


5年前、心の中では「助けたい。絶対に死なせない。」


一方、「もう、無理かもしれない。早く楽にさせてあげたい。」


天使と悪魔のやりとりのような感情が渦巻いていた。


もう、ダメかもしれないと思ったときに、私はそっと、娘の切った爪と髪の毛をティッシュに包んだ。


どこかで覚悟を決めたのかもしれない。


もう、食事を取ることも出来なかった中で、母の日には財布から2,000円を出して
「好きな物を買ってね」とほほ笑んだ。


治ったら、焼き肉食べにいこうね、と約束もした。


大切な人を目の前で、看取る日まであと11日。


この時期は、苦しくて哀しくてたまらない。