夢
朝方、夢を見た。
久し振りに娘が出てきてくれた。
長男と話をするとき、いつも嬉しそうにしていた、そのときの表情だった。
5歳上の兄の事は、ちゃら男とか言いながらも大好きだった。
お洒落が好きで、流行に敏感で、少し髪の色が茶色で、顔も似ていて共通点があった。
そんな兄と、何やら楽しそうに話をしていた。
懐かしい光景だったな。
子供を先に亡くしてしまうと、残された子供には絶対に自分より先に逝って欲しくない。
実は、長男は仕事で昨日フランスへ旅立った。
到着するまで心配していたが、早朝に無事に着いたと、連絡があった。
娘が一緒に行ったのかもしれないと思った。
そんな風に、残された家族の事を守ってくれているのかもしれない。
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