yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

深い哀しみ


娘を見送って4年…。


長い月日が流れたような、そうでないような感じだ。


哀しみは、少しずつ姿を変えている。


娘とはもう二度とこの世で会えないことは、理解してきている。


仕事柄、幸せそうな母娘の姿を目の当たりにする。


羨ましいな、私にもかつては幸せな時間があったのにな。


そんなことを考えていると、心の底から寂しさがこみ上げてくる。


対外的には、哀しみを押し殺し、前を向き生きている強い人を演じている。


でも、本当は寂しいし、いつだって哀しい。


この哀しさというものは、乗り越えられるレベルのものではない。


こころの奥深くに沈殿して、ずっと共生していくものだ。


この哀しみから逃れる訳はなく、立ち向かうものでもない。


時間薬というのは、哀しみの形が変化するだけなのだと思う。


時間が経てば経つほど深いものになるように思う。