yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

追憶

4年前の今頃だった。


娘は具合が悪くなり入院した。


それから1ヶ月で、旅立ってしまった。


若葉の美しい、新緑の季節が一番辛く哀しい季節だ。


気丈だった娘は最後まで生きることを諦めずに本当に頑張った。


命の灯が消える前の日のことだ。


悟ったかのように言ったこと。


「部屋の片付けをしたかったな。ジル(愛犬)の事が心配だな。」


前夜の事「おかあさん、ずっと、ここにいて。」


1週間くらい、主人と交代で睡眠を取っていたので、午前3時頃に交代をしていた。


そして、朝方息を引き取った。


私は、世界で一番大切な人を亡くしてしまった。


私の人生は、そのときから、全ての色が変わってしまった。


この季節は、切なく辛い記憶がよみがえってしまう。