yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

2020年6月のブログ記事

  • 母の詩

    もうすぐ87歳になる母が送って来た詩。 「美しく華ある日々は短くて、散り急ぎ君、逝きて5年(いつとせ)」 実母は、介護の必要もなく年相応ではあるが、元気に過ごしてくれている。 娘を亡くした私に寄り添い、100か日まではそばにいてくれて、週末になると、自分の家に帰るため、車で最寄り駅まで送って行った... 続きをみる

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  • ブタメン

    次男、つまり娘のすぐ上のお兄ちゃん。 お嫁ちゃんと一緒に、娘の誕生日にブタメンを買ってお供えをしていった。 娘と次男は、学生時代に1年間だけ同居していた。 食の嗜好が似ていたらしく、買ってくるものが被ることもあったらしい。 娘が次男に遺していった言葉が「一緒に暮らした1年間、楽しかったよ」だった。... 続きをみる

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  • 誕生日

    今日、6月16日は娘の誕生日。 31年前の今日の事、よーく覚えている。 シトシト雨の降る、梅雨特有の天気だった。 朝方、破水して2時間くらいで生まれてきてくれたね。 陣痛の痛みは、3回目だったけど慣れることはなく苦しかったよ。 大きな産声をあげて、生まれてきてくれた時、幸せな気持ちでいっぱいだった... 続きをみる

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  • 子供を亡くした親。それは、父親と母親の二人がいる。 私は母親。父親よりも多くの時間を共に過ごし、娘の事を分かっている。 哀しみを比較するわけではないが、絶対私の方が辛い。 そんな風に思ってきた。 私は、娘の友達や生徒、父兄の皆さんと一緒に娘の事を語り、哀しみの共有が出来る。 こうして、ここで思いを... 続きをみる

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  • 5年

    娘さんを心不全で亡くした知人が言っていた。 5年経つと、大きな哀しみをしまえる場所が出来る。 そして、時々そっと取り出して、その哀しみと対話出来るようになる。 哀しみは、重力を持ち、心の奥底に沈んでいくと… 受け入れられない事実を、長い時間をかけて受け入れていく。 5年という月日は、重い。 これか... 続きをみる

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