yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

2018年1月のブログ記事

  • 切ない思い

    未来のある子供たち、若者。 私は、この仕事をやめない限り、こういう人たちと関わっていく。 仕事は、きついが、嫌いではない。今日も、月1回の幼稚園の教えに行って来た。 みんな、一生懸命やってくれて、可愛い。 教え子の舞台を見に行くことも楽しみではあるし、コンクールに出場させるのも、責任を感じつつも、... 続きをみる

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  • あの時に戻れたら

    子供を亡くした親は、後悔や自責の念に苛まれる。 あの時は、あれが精一杯だったと思い、自分を慰める。 病気が分かり、4ヶ月で旅立った娘。 或る日の夜、私は娘を抱きしめたい衝動にかられた。夜中に目が覚め、もしかしたら 娘はいなくなってしまうのではないか?と、急に思い、隣の部屋で寝ている娘のベッドに行き... 続きをみる

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  • 娘の言葉

    時々、娘の部屋に入る。 ガランとした人気のない空間。虚しさがこみ上げる。 ふと、手に取った娘が書いた闘病記。 1回目の入院時のもので、まだ、書くことが出来ていた。 パラパラとめくる。 懐かしい癖のある字だ。 私は、信頼している人に娘の病状を明かした。それを娘に言ったときに書かれた物だ。 「母は、人... 続きをみる

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  • 2015年5月22日

    娘がなくなる前日のことだ。 私の記憶の中で、忘れることの出来ない日だ。 その日、娘は、入院1か月の中で、初めて弱音を吐いた。 「もう、いいかな?ここでの、生活は。家に帰って、部屋の片付けがしたかったよ。」 と、ポツンと言った。 その日は、天気がよく、春の風が気持ちのいい日だった。 貧血、発熱、血尿... 続きをみる

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  • 死別するということ

    出会いがあれば、別れもある。 でも、生きていれば、また、どこかで会うこともあるだろう。生きていれば…。 死別だけは、どこを探しても、もう、会うことは出来ない。本当に会えない…。 人は、必ず死ぬ。だから、死別を経験しない人はいない。 私は今まで、祖父母、おじ、おば、年上の友人、父の死別を経験してきた... 続きをみる

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  • 快晴

    先週末、娘の友人と先輩が来てくれた。 私の住んでいるところは、富士山がめちゃめちゃ綺麗に見えるところ。 でも、いいお天気でも、富士山に少し雲がかかっていたりして、くっきり見える日はそうない。 ところが、その日は快晴。雲一つない。 大好きな友だち、先輩たちのために、天気をも変えてしまう。すごいパワー... 続きをみる

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  • 寒い

    仕事が始まった。 仕事柄、夕方に家を出る。 稽古の時間によっては、暗くなってから出かけることもある。 以前は、娘が担当していたレッスン。今は私がやっている。 帰りは、9時を過ぎる。 昨日は、とても寒かった。 娘も、こんな思いをしていたのだろうな。 冬の夜のレッスンは、余計に娘を思う。 ふと、見上げ... 続きをみる

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  • 何故?

    最近、考えてもどうにもならない事ばかり考える。 娘は、何故、病気になってしまったのか?そして、25歳という若さで亡くなってしまったのか? 色んな理由を並べて、自分をその時は納得させ、今まで生きてきた。 生まれるということは、その瞬間から死に向かうことで、早かれ遅かれ皆、いつかは死ぬ。分かり切ったこ... 続きをみる

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  • お正月

    あけましておめでとうございます。 2018年のスタートです。 2015年に旅立った娘のいない、3回目のお正月。 家族揃ってお雑煮を食べて、初詣に行って、映画見て、福袋買って… 楽しかった風景がよみがえる。ぽっかり空いた大きな穴は何をしても埋まらない… 娘が亡くなってから、娘の生まれた場所へ遺された... 続きをみる

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