yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

赤い手帳

グッチの赤い手帳カバー…


2015年6月までの予定が綴られている。


2015年6月21日は、発表会だったからそこまでの予定は書いていた。


几帳面な癖のある字で…


娘が遺していったものは数多くある。洋服、バッグ、小物、アクセサリー、など。


友だちに配ったりして、かなり、在庫は減った。が、思い入れの或る物や高価なものは取ってある。


その中の一つに、グッチの赤い手帳カバーがある。


2018年の予定表を買った。


3年目にして、ようやく、使ってみようかな?と、思えた。


娘の大切にしていた物を、私も大切に使おうと思う。


使って、いいよね?

最近、娘の夢を見た。


幼稚園の頃の姿で…。


可愛かったな。


前歯が抜けそうで、よく、いじっていたこと。


お遊戯会は、他の誰よりも一生懸命歌ったり、踊ったりしていたな。


子顔で、足が細くて、活発で、何でも一生懸命で。


人の寿命は、誰が決めているんだろう?


愛らしい笑顔一杯の元気な子が、25年で人生の幕を閉じるなんて…


この世は理不尽なことだらけだ。


私は、心から娘と代わってあげたかった。


私は、もう、十分生きたよ。

優しさ

先日、長男夫婦が家にやってきた。


うちの夫婦は、同い年(学年は私が一つ上)なので、今年還暦を迎える。


どうやら、お祝いの旅行に連れて行ってくれるらしい。


遺された兄二人で、お金を出し合って…。


ふと、娘がいたら……三人で出し合ったのかなぁ。


私と主人は、娘を亡くした哀しみ、兄たちは妹を亡くした哀しみ、親友は親友を亡くした哀しみ、皆、それぞれの哀しみを抱え生きている。


もちろん、哀しみを比べることなんて出来ない。でも、みんな、心に傷を抱えながらも今を精一杯生きようとしている。


みんな、辛いし哀しい。


娘は、太陽のように、明るく、家族の中心だった。家族のイベントは、娘が仕切ってきた。


今、その役目を、お兄ちゃんたちがしてくれている。忙しいのに、ありがとう。


娘も、安心していることだろうな。一緒に行きたかったけど、また、晴れになるように
お願いね。