遺言
娘は、3人兄弟の末っ子。
兄が二人いる。
幼い頃より、3人の中で1番元気な子供だった。
そんな子が、1番早く逝ってしまった。
未だに信じられない。
亡くなる3週間前には、医者から「助けられません。延命治療です。」と言われた。
信じたくないし、そんなことはない。絶対、助かる。と、思いつつも、もしかしたら
いなくなってしまうかもしれない…。苦しかった…。
或る夜、「暇だから話そう。」と、言われ、楽しかったことや、これからのことを
話した。そんな中で、家族にそれぞれの言葉を遺していってくれた。
私には「おかあさんをもっと楽しませたかった。」という言葉。
兄たちには、感謝の気持ちを。父には、飲兵衛同志、酒場巡りがしたかったこと。
やりたいこと、いっぱいあったのにね。
遺言を言っている時の気持ち、どんなだったの?
辛かったよね。でも、貴女は涙ひとつ見せなかったよね。
自分が死んでしまうなんて、思っていなかったでしょ。
何もできなかった、ごめんね。
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