yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

おまけの人生

60年以上生きていると、様々な別れを経験する。


喪失感とは、心にポッカリ穴が開く、とか、半身をもぎ取られた感じとか、表現の仕方は色々だ。


大切な人を亡くしたとしても、まだ、同じくらい大切な人がそばにいてくれれば、何とか生きていける。


でも、最も大切な人を亡くした場合、そんな言葉では言い表せないほどの気持ちになる。


亡くした直後の激しい痛みとは違うが、何年過ぎようがこの虚しさと表現していいのか分からないが…修復出来ない痛みは続いていく。


それでも、生かされている…


最も大切な人を亡くした経験のない人には分からないだろう。


娘が息を引き取った瞬間、自分の人生も終わった…


物の見方、考え方、死生観、全てが変わってしまった。


一言でいうと、冷めてしまった。


周りにいる人には、分からないだろうが全てが終わった瞬間、私は終わった。


気温の変化に身体が付いて行かず、足腰の痛みも年々パワーアップしているが仕事もあと少し頑張って、犬の世話や家事を頑張ってこなそうと思う。


おまけにいただいた時間だから。