おまけの人生
60年以上生きていると、様々な別れを経験する。
喪失感とは、心にポッカリ穴が開く、とか、半身をもぎ取られた感じとか、表現の仕方は色々だ。
大切な人を亡くしたとしても、まだ、同じくらい大切な人がそばにいてくれれば、何とか生きていける。
でも、最も大切な人を亡くした場合、そんな言葉では言い表せないほどの気持ちになる。
亡くした直後の激しい痛みとは違うが、何年過ぎようがこの虚しさと表現していいのか分からないが…修復出来ない痛みは続いていく。
それでも、生かされている…
最も大切な人を亡くした経験のない人には分からないだろう。
娘が息を引き取った瞬間、自分の人生も終わった…
物の見方、考え方、死生観、全てが変わってしまった。
一言でいうと、冷めてしまった。
周りにいる人には、分からないだろうが全てが終わった瞬間、私は終わった。
気温の変化に身体が付いて行かず、足腰の痛みも年々パワーアップしているが仕事もあと少し頑張って、犬の世話や家事を頑張ってこなそうと思う。
おまけにいただいた時間だから。
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