時は流れて
先日、義母の49日を終え、そろそろ生花を片付けようとお墓に行った。
空き地に雑草が生い茂り、紫の可愛い花を咲かせていた。
ふと、振り返ると、そこに3歳くらいの可愛い女の子がいた。
そして、さらに後ろを見ると、そこには娘の中学生の時の親友がいた。
「久しぶりね。お元気そうね。」
彼女は、住まいがお墓の近くなので、月1回娘の所に来てくれているようだ。
聞くところによると、上の男の子はもう5歳、下の女の子は3歳だそうだ。
上の子が3カ月の時に、母親に子供を預けて娘と飲みに行ったんだそうだ。
大学生の時も、同じ私鉄沿線に住んでいたから、よく飲みに行ったとのこと。
そう言えば、彼女はお通夜に来てくれた時、最初から最後までずっと泣いていた。
友達って有り難い…。
お墓に時々供えてくれている娘好みの酎ハイも彼女が供えてくれているらしい。
時は流れ、そんな彼女も今では2児の母…。
生きていれば、色んな事が変化していく。諸行無常だ。
私は、そんな彼女を見ていて、これから待ち受けるすべてのことに幸あれ、と、素直に心からエールを送りたい気持ちになった。
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