人の一生
娘が元気だった頃、私は死ぬのが怖かった。
死を遠ざけ、今を楽しむことを考えていた。
昨日、テレビで洞窟探検の番組を見ていた。何千年、何万年かけて出来上がった鍾乳洞。
人は、長生きしても、たかだか100年。(そこまでは生きるつもりはないけれど)
コマーシャルでも、深海魚を釣った漁師さんが言っている。
「自然に比べたら、人間なんてちっぽけなもんだ。」
子供を先に見送るという過酷な経験をしたけれど、大きな大きな世界の中の駒でしかない自分。
運命に身を任せ、逆らうことなくゆったり生きていけたらどんなに楽だろうか。
100%の人が、この世に生を受け、間違いなく消えていく。
いつか、訪れる死。
しっかり、向き合い、死を恐れずに生きていきたい。
娘を失って、死生観は大きく変わった。
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