yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

人の一生

娘が元気だった頃、私は死ぬのが怖かった。


死を遠ざけ、今を楽しむことを考えていた。


昨日、テレビで洞窟探検の番組を見ていた。何千年、何万年かけて出来上がった鍾乳洞。


人は、長生きしても、たかだか100年。(そこまでは生きるつもりはないけれど)


コマーシャルでも、深海魚を釣った漁師さんが言っている。


「自然に比べたら、人間なんてちっぽけなもんだ。」


子供を先に見送るという過酷な経験をしたけれど、大きな大きな世界の中の駒でしかない自分。


運命に身を任せ、逆らうことなくゆったり生きていけたらどんなに楽だろうか。


100%の人が、この世に生を受け、間違いなく消えていく。


いつか、訪れる死。


しっかり、向き合い、死を恐れずに生きていきたい。


娘を失って、死生観は大きく変わった。