涙のあと
娘の夏服を整理していたときに、ファイルが目に留まった。
私が、舞台の時や伝えたいことがある時に娘に手紙を書いていた。
それほど多くはないが、きちんとしまってあったのだ。
ふと、読み返す。
娘が10代の頃、ボーイフレンドのことや勉強やバレエと忙しい時期。
自分の仕事を継いでほしいけど、娘の人生だから、好きなようにしていいよ…等々
母としての思いを素直に綴った文章だった。
取り方によっては、うざい母親だ。破って、捨ててもよかったのかもな。
でも、大切に保管してくれていた。
最後に「宝物なんだよ」で、締めくくってあった。
その手紙の上に、涙の後を発見した。
私の思いを、素直に受け止めてくれたのだろうか?
真相は分からないが、なんだか、ほっこりしたと同時に、愛しく抱きしめたくなった。
でも、もう、叶わない…会いたいな…
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