魂
死後の世界はあるのか?
これは、生きている者にとって永遠のテーマだ。
生まれる前の事は、知らないし覚えていない。
だから、死後も同じようにそうなるのだろうと思う。
と、思っていた。というより、娘が亡くなる前までは、そんなことすら考えていなかった。
大切な大切な人を亡くした人は、死に向き合う。
生きることと死ぬ事は表裏一体。避けては通れない。
私は「魂」の存在を信じたい。そうすれば、必ず又会える。楽しみがある。
亡くなった人は、魂を乗せてやって来ると言う。時には、蝶になり、虫になり…。
先日もやって来た。
亡き義母の植えたみょうがの収穫に実家に行った時の事だ。
今まで見たこともないような大きな蝶が羽を広げて家の壁に張り付いていた。
私が作業を始めると、安心したかのように羽ばたいていった。
とにかく、大きく、黒地に青く美しい模様があった。
しばらくすると、今度は、背中に青光りする模様の入ったそれはそれは美しいトカゲが、一瞬私を見つめ、サッと通り過ぎていった。
余りの偶然に、これは、きっと、義母と娘の魂が蝶やトカゲに乗って来たに違いない。
以前にも、数回このようなことがあった。
魂はある……。
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