yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

発表会終了

昨年秋から構想を練り、年明けからリハーサルを始めた発表会が終わった。


娘と共に我がスタジオも成長を続け、2年に1度の会もすでに14回を迎えた。


娘は11回が最後になってしまったが、ステージにはいつも立ち、皆を見守っている。


本番の前の練習のとき、生徒の一人と娘がオーバーラップした。


「そこにいる。ステージに立って、皆にダメ出ししている。」と、理由はないが確信した。


姿も見えないし、触れることも出来ないが、光や風になり、今でも私たちを見守ってくれている。


小柄だが、存在感のある動き、的確なアドバイスをして、生徒を鼓舞している。


ステージとはそういう場所だ。あの世とこの世を結んでいる。


死んでしまったら、何も無くなるのか?、それとも、光や風や蝶などに魂を乗せてやってくるのか?


今、生きている私たちにはわかる訳はない。


ただ、信じることで勇気をもらい、少しの希望ももらえる。そして、会える日が来る事を信じる事で、この生きにくいこの世を少しでも風通しを良くすることが出来る。


寂しさや虚しさは消えない。この寂しさや虚しさと共に生きる覚悟さえ出来て行けば残りの人生の生き方も変わっていくのかもしれない。


そして、亡き人安心してくれるのかもしれない。