yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

人として

看護師が、身勝手な理由で点滴に消毒液を混入し、多くの命を奪った。


娘が病気と分かったとき、医師や看護師の一言で傷つけられ、また、励まされた。


忘れられない言葉…


「遺体を解剖して、原因が判明する。」まだ、生きて病気と闘っているのに…


痛みが来たとき…「とうとう、痛みが来てしまいましたか。」とうとう?


どういうこと?


たくさんの命を扱う人たちにとっては、何気ない一言かもしれない。


でも、最愛の人を亡くしてしまうかもしれない家族にかける言葉だろうか?


言葉はときに、人の心を殺す暴力になる。


優しい言葉を求めているわけではなく、もし、自分の最愛の人が死の淵に追いやられたとき、どんな言葉をかけてほしいのか?想像力を働かせて欲しい。


特に命と向き合う職業についている人たちには、心してほしい。


そして、自分の判断一つで、人を救うことだって出来る素晴らしい職業なのだ。


自分がかかっている主治医に娘の事を告げたとき…


「どうして、そんな病気があるのでしょうね。」と、おっしゃった。


医者としてではなく、一人の人間として一緒に悲しんでくれたことが嬉しかった。


私も微力ながら、子供を教える職業についている。心を育てる教育をこれからもしていくつもりだ。