yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

誕生日

今日は、娘の29回目の誕生日。


そちらの世界へ行って3年です。


会いたいです。会って、たくさんの話がしたい。


でも、今日は、お祝いの日だからケーキを買って、たくさんの思い出に浸るよ。


私のところに生まれてきてくれてありがとう。


たくさんの幸せをありがとう。


そして、たくさんの思い出をありがとう。

人の一生


昨日、親しくしていた叔父を見送った。


娘を亡くして以来の骨を拾った。


娘の時は、何が何だか分からずに指示されるまま、動いていた。


今回は、悲しいが、とても冷静に骨を拾うことが出来た。


形ある物が、死を境に形を亡くす。


あんなに元気に笑ったり、話したりしていた人が、最後は焼かれて骨になる。


長い歴史の中で、繰り返されていること。自分もそのうち、そうなる。


なんだか、よく分からなくなってくる。生かされている意味が…。


そして、人の一生は、はかないものだ。


いずれ、みんながいなくなる。


生きるって何だろう?

ジル

娘の遺していった愛犬の名前だ。


ジルは今、5歳。2歳の時に最愛のご主人を失った。


家には、この前亡くなったコーギーとミックス(トイとダックス)がすでにいた。


3匹目を飼うことは、反対したが、東京から戻り、「どうしても一から自分の手で育てたい。お嫁に行く時も連れていくから」ということで、チワワを飼うことになった。


しつけをし、旅行にも連れて行くほど、可愛がっていた。


ジルも賢いいい子で、娘にべったりだった。


最期までジルの事を心配していた。


ジルは、今でも散歩中に若いロンゲの女の子を見ると、じっと見ている。


待っているのだろうか?帰らぬご主人を。


そんな姿を見ると、たまらなくなるし、愛おしさでいっぱいになる。


私たち家族にとってジルは、なくてはならない存在だ。


娘は、そんなジルを私たちが寂しくないように遺していってくれたのだろうか?