委ねるということ
自分の力では、どうにもならないことがある。
娘を亡くすまでは、多くの夢を語り、そして、行動してきた。
どちらかと言えば、熱い人間だったかもしれない。
良い言い方をすれば、頑張り屋。バレエスタジオを主宰しながら、3人の子供を育てた。
自分の夢も追うし、母親としても満たされていた。
イノシシのように、突っ走ってきた。時には、傲慢だったかもしれない。
しかし、娘を亡くし、私の価値観は大きく変わった。
生きているのではなく、生かされている。
自分で切り拓いていると思っていた人生だったが、違う。
何か分からないが、大きな物の傘の下で、生きている。
自分がとてもちっぽけな存在に思える。
これから起こることも、自分の力ではどうにもならないことだってあるはずだ。
なるようにしかならない。
運命があるのなら、委ねてみよう。
肩の力を抜いて、深呼吸して。
そこから、また、何か見えてくるのかもしれない。
人生の後半での気付きだ。
娘は、私に多くのことを遺していった。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。