追悼発表会
8月に発表会を控えている。
今は、プログラム制作をしている。
自分でやろうと、決めたことなのに
娘の顔写真、ポーズ写真、友人の出演、
否応なしに、娘と向き合う。
その度に、娘の命を奪った病気を憎む。
凛とした立ち姿、神経の行き届いた指先、
小柄だけれど、大きな存在感、すべてが愛おしい。
一つの事に打ち込み、時には打ちのめされ、
時には喝采をあび、駆け抜けた人生。
25歳という若さで、美しいまま、人々の心に残っていくんだね。
人生は、大きな宇宙の中においては、ほんの一瞬。
人は、もがき苦しみ、時に、幸せを感じ、食べて寝て愛して、
或る日、パッと消えていく。
みんながいつかは、パッと消えていく。
遅かれ、早かれ。
また、会えるね。
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