記念写真
台風一過の晴天。
部屋の中を見回すと、ガラクタの多いこと。
少し、片付けて断捨離しなくては。
ふと、手に取った写真。そこには、娘の成人式の着物姿があった。
親子三人で、写真館で撮ったものだ。
白地に薄ピンクと、紫色の花を散りばめた清楚なデザインの着物。
母と娘と私、親子三代で選んだものだ。
一瞬一瞬が、かけがえのない時だった。
当たり前に過ぎていく一日、当たり前にやってくるであろう明日、母、私、娘の順番で亡くなると思っていた。
確かなものなど、一つもないのだ、ということを思い知らされた。
記念写真の中の娘は、親ばかだが、本当に美しい。
今までもこれからも、自慢の娘です。
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