助手席
今でも、運転中にふと助手席に目をやる。
一緒に乗っているような気がする。
病院まで、1時間のドライブをした道。
桜の花が綺麗だったな。山の緑が眩しかったな。
周りの景色はまだ、何も変わっていない。
その道を通る度に、当時の記憶が蘇る。
もう2度と一緒にドライブすることもないんだな。もう2度と…
いつでも、どこでも、地雷はある。
その度に、深い沼に落ちてしまう。
こんな母を見て、なんて言うのだろう?
「仕方がないでしょ、もう、いないのだから。事故らないようにしてよ。」
いつまでも世話の焼ける母です。
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