yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

友だち

60年近く生きていると、その時その時で、友だちができる。


学生時代の同じ釜の飯を食べた友、就職して出来た友、ママになって出来た友。


年賀状くらいの連絡しか取らない人もいる。


私は娘を亡くすという、最大の哀しみを経験した。


私の周りには、子供を亡くした人はそういない。探して、二人くらいだ。


友だちって、何だろう?


こういう時は、そっとしておくのが良いのだろう…と思っているのか、亡くなってすぐには、連絡をくれた人も、最近は連絡を取っていない。


皆、それぞれの生活があるし、忙しい。逆の立場だったら、私も同じことをしていたと思う。


だから、その人たちにどうこう言うつもりはない。


でも、一人だけ、月命日には必ずメールをくれる友がいる。


他にも、命日には花を送ってくれる友もいる。


親友と呼べる友だ。


慰めの言葉は、いらない。寄り添ってくれるだけで、ありがたい。


だって、この悲しみは、経験した人しか分からないから。


他にも、同じ経験者の友だちも出来た。


哀しみの向き合い方は人それぞれだけど、分かち合うことは出来る。


本音が言える友だちだ。


そして、言えることは、気になっている人がいたら声をかけたほうがいい。


まだまだ、学びの途中だが、この経験は間違いなく私という人間を変えている。


いざという時の友が、本当の友。という言葉がある。


私も、他の誰かのための本当の友でありたい。