私は強い?
ある人に言われた。
私は強い…と。
最愛の娘を亡くし、2年と少し。
仕事も続けているし、人前ではよく笑ったりもしている。
もう、立ち直った、と、思われているのかもしれない。
立ち直るなんてことは、あり得ない。
この世で最も大切な人を弔ったのだから。
私は、娘を亡くした瞬間に、今までの自分を亡くした。私も一緒に死んだ…
私の内面は音を立てて崩れ去った。
ただ、その後も続く人生だ。社会的な生活はしなければならない。生きるために。
生きるために普通の生活をしていくことを「強さ」というのだろうか?
強くないと生きられないのだろうか?
別に、強くなったわけではない。今までの自分ではないだけだ。
心から楽しむことも笑うこともない。そんな振りをしているだけだ。
ポッカリ空いた穴は、そのままだ。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。