病気2
女優の角替和枝さんが亡くなった。
出身地が近く同世代だったので、親近感を持っていた。
病名を聞いて、また、びっくりした。「原発不明がん」
娘と一緒だ。原発巣より先に転移巣が見つかるという、大変まれなもので、がん全体の
1~5%だということだ。しかも、5年生存率は10%。
がんの中でも、最も手強いものだ。
原発巣が見つからなければ、治療も出来ない。(部位によって治療薬が違うらしい)
娘は、亡くなる1年前くらいから、リンパ節の腫れに気がついた。ありとあらゆる検査をしたが、病名が判明したのは、9カ月後のことだった。生検で判明したのだ。
それからは、原発巣を捜すためにありとあらゆる検査をした。ようやく見つけたのが胃。
しかも、転移するようなものではない初期がんだった。それも、亡くなる1カ月前くらいに判明した。リンパ節の切除、抗がん剤の治療が始まったが、急激に、病状が悪化して、
「原発不明がん」という病名が判明してから、4カ月後に永眠した。
手術をしたり、辛い治療に耐え、頑張った。その時の事を思い出すと、早く気付いてあげられなかったことや、手術という選択や、家に連れて帰って最期を迎えさせたかったことなど、後悔はある。そして、どうしてそんなにまれな病気になってしまったのか?
今回に角替和枝さんの訃報にふれ、また、あの時の事がよみがえり辛くなった。
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