哀しみと共に生きる
娘が亡くなった…2015年5月23日土曜日。
その日から、戦いは始まった。
娘であり、同業者であり、親友だった人が目の前から消えてしまった。
自暴自棄になり、全ての事がどうでもよくなった。
目が覚めれば、今日は「ただいま」と言って、帰って来るのではないか?
悪い夢を見続けているのではないか?
現実を受け止めるには余りに過酷な出来事に、現実を見ることが出来なかった。
1カ月後には、発表会を控えていたので、悲しみに浸ることは許されなかった。
その後も、自分で自分を追いつめ、走って来た。
そして、今。足の怪我で不自由な生活をし、仕事も少し休んでいる。
今、思う事…
現実は変えられないし、娘はもう帰って来ない。私が会いに行くその日まで、現実に目を背けるのではなく、変えられない事実を事実として受け止めて、哀しみを否定せず、哀しみと共に生きる…。
戦うことはやめよう。と、思う今日この頃。
今日は、父と娘の月命日。亡き人が心配して、こんな気持ちにさせてくれたのかな?
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