ジル
娘の遺していった愛犬の名前だ。
ジルは今、5歳。2歳の時に最愛のご主人を失った。
家には、この前亡くなったコーギーとミックス(トイとダックス)がすでにいた。
3匹目を飼うことは、反対したが、東京から戻り、「どうしても一から自分の手で育てたい。お嫁に行く時も連れていくから」ということで、チワワを飼うことになった。
しつけをし、旅行にも連れて行くほど、可愛がっていた。
ジルも賢いいい子で、娘にべったりだった。
最期までジルの事を心配していた。
ジルは、今でも散歩中に若いロンゲの女の子を見ると、じっと見ている。
待っているのだろうか?帰らぬご主人を。
そんな姿を見ると、たまらなくなるし、愛おしさでいっぱいになる。
私たち家族にとってジルは、なくてはならない存在だ。
娘は、そんなジルを私たちが寂しくないように遺していってくれたのだろうか?
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