yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

娘の誕生

今月は、娘の誕生月だ。


今から29年前の6月16日、娘は生まれた。


梅雨真っ最中の、雨がしとしと降る朝方だった。


3人目にして、初めての女の子に舞い上がった。


3050gの女の子。人生で忘れることの出来ない日。


「幸せ」とは、こういうことなんだ、と思った。


神様は、最高の幸せと、不幸せを私に与えたのだ。


よく、偶然に起こることはない。すべて、必然だという。


わたしに課せられた魂の鍛錬か…。娘はその犠牲になったのか?


余りに理不尽な出来事に、茫然自失し3年が経過した。


この運命を受け入れて、生きていく気はない。死ぬまで受け入れることは出来ない。


戦いの日々なのだ。自分の運命との。


結末はどうあれ、私は挑戦していく。だから、負けない。


また、娘の声が聞こえてきそうだ。「おかあさん、肩の力を抜いて自分の人生を楽しんで」と。


貴女のいない人生なんて、くそくらえ。なんです。汚い言葉、お許しを。