yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

母親

今日は、母を病院に連れて行った。めまいの持病がある。


85歳になる母は、年の割にはしっかりして、ひ孫の世話をしている。


近くのスーパーでおやつを買い、小学生のひ孫の下校時刻に合わせ、帰宅する。


兄夫婦と同居をしていて、兄の所の3人の娘たちは、それぞれ結婚して子供がいる。


三女以外は、近くに住んで子供が小さいので、何かと義理の姉も母も忙しい様だ。


大変だ、と愚痴をよくこぼす。


私にも娘がいた。そんな普通の幸せも味わうことなく逝ってしまった。


たった一人の娘だった。


母の愚痴を聞くことは、私のとっては、手に入れることの出来ないことばかり…


人は人、人を羨んではいけないと思いながらも、母に会うとそういう話が多く、帰って来ると、少し落ち込む。


母は、子供を亡くしたことがない、だから、私の気持ちは分からないのだろう。


でも、愚痴をこぼせるのは、娘である私しかいないのだと思う。


もっと大きな心で、何でも受け止められる人間になりたいと思う。