yukari616また、会える日まで

25歳で亡くなった娘と共に歩んだ道

楽しかった時間

娘は、進学のため18歳で上京した。


バレエを学ぶために、専門性の高い学校を選んだ。


親元を離れることは、寂しさもあったが3歳上の次兄と1年間同居した。


その後、23歳で地元に帰ってくるまでは、一人暮らしをしていた。


私は、月に一度、研究会なるもののために上京していた。


娘の所に行き、一泊して帰る。


新宿で待ち合わせをすることが多く、行くと必ず洋服を買わされた。


そして、美味しいものを食べる。


娘にとっても私にとっても、親子の楽しい時間だった。


いつまでも、こんな時間が続いてくれるといい、そう思っていた。


まさか、数年後、こんな別れが待っていたなんて。


諸行、無常である。