今日は、私の63回目の誕生日。
31歳の時に由加里を産んで、見送ったのが57歳の時だった。
あれから、6年経ったよ。
半身を削ぎ落とされて、杖をつきながらここまで生きて来た。
いや、生かされてきた。
沢山の人に助けられてきたな。
二人の息子、旦那、友達、親戚、生徒…。
心に空いた穴を埋めることは誰にも出来ないけど、色んな人に感謝することで大きな穴は少しだけ小さくなったかな。
6年も経つと、「お母さん、老けたねぇ」なんて声が聞こえてきそうだよ。
老眼が進み、去年は眼鏡を買ったよ。
白髪も増えて、しわも増えて来た。
由加里に会える日が近づいてきた。
老けて年を重ねることも悪くないかな。