生きていくのも大変
義母は義父の介護をしている。
今年は、猛暑で義母はダウンしてしまった。
義父はやむなく、介護施設に一時預けることになった。
施設は新しく、清潔で、エアコンが効いていて、とても快適なようだ。
食事も栄養バランスがよく、私たち家族は安心して預かってもらえる。
義母は、今までの疲れが出たのか、今一、体調がすぐれないようだ。
義父は89歳、義母は86歳。
そんな義母の言葉…
25歳で亡くなった娘に対して…
「短い人生だったけど、人生の中で一番輝いているときに、何の苦労もなくやりたいことだけやって、亡くなってしまった。人生の苦労はこれから始まるというときに。長生きするのも大変。Yちゃんは、ずるいよ。」
母親の私は、返答に困ってしまったが、義母の言うことも一理あるのかなぁ。
人生100年の時代だ。健康で自分の事が出来る健康年齢は、約75年。残りの人生は、認知症にでもならない限り、大変だという事だろう。
それでも、生きていれば楽しいと思えることもあるだろう。
そんな、全ての事をひっくるめても、私は、もっともっと、娘の人生を見守りたかった。
やっぱり、子供を亡くしたことのない人には、本当の所は理解されないのだろう。
周りにどんなに応援してくれる人がいたって、この気持ちは理解されないのだろう。
だから、表面上は気丈にしていても、心の奥深くにある寂しさは私一人の物なのだろう。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。