犬の気持ち
娘が愛してやまなかった愛犬。
チワワ 5歳。名前はジル。
2歳の時に死別して、その後は、私がお世話をしている。
家には、あと10歳のミックスがいて、その子は私にべったりだ。
理由もわからないまま、突然いなくなってしまったご主人。
私は、自分の気持ちと同時に遺された犬が不憫で、一生懸命に愛情を注いでいる。
先日、犬の気持ちが分かる人に話を聞いてみた。
ジルは、悲しんでいるだろう、寂しいだろう、と、思っていた。
ところが…。
ジルは、私の思いなどはるかに上回り、逆に、私の事を心配し勇気づけている。
娘の病院に行き、面会した時も、本来なら嬉しさで飛びつくところを、自分の感情を押し殺し、距離を置き遠くから眺めていた。
それは、娘に哀しい思いをさせないように、自分が病気になってしまって、お世話ができなくなったことで、自分を責めないで欲しいことを、伝えるために、飛びつかなかったこと。
3年の月日が過ぎて、私が少しづつ仕事を頑張り始めたことを喜んでいること。
たかが犬、されど犬。
人間の思考をはるかに上回り、人間を見、寄り添い、愛情を返してくれる。
娘が遺していったジル。娘を愛したように、愛していこうと思う。
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